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2011年12月

2011年12月28日 (水)

技術士の海外活動に参加しよう!

2011/12/6(火)13:00~17:00 日本技術士会 国際委員会主催のCPD講演会(WEB会議)に参加した。

APECエンジニア、EMF国際エンジニアに登録しているだけでなく、組織あるいは個人で、海外活動に積極的に参加したいという技術士が増えているという。そのきっかけ作りとして、日本技術士会、地域本部、県技術士会や個人の活動を紹介し、参加者の意見交換を行う催しであった。近畿本部の中国、韓国向け活動は、末利副会長から報告があった。

海外活動を身近に感じて、一歩踏み出す機会(一助)にはなった。IntPE

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日本技術士会近畿本部 経営工学部会研修会で講演

2011/12/3(土)13:30~15:30(質疑を含む)に、近畿本部会議室で「エネルギー選択における原子力の役割と経営工学への期待」と題して講演を行った。経営工学部会から依頼を受けたもので、参加者は19名。

阪神淡路大震災を体験し、「環境・エネルギー問題と原子力の役割」に関する講演を2年前から始めたが、今ほど「エネルギー選択」の議論が必要な時はない。ビックバン後、「核融合反応」や超新星爆発の「エネルギー吸収」により、莫大なエネルギーが「質量」として物質内に蓄えられ、宇宙は「原始放射性物質」に満ちた。「原子力エネルギー」とは、平たく言えば、その「質量」から取り出すエネルギーである。人間を含む全ての物質は、その時の「原始放射性物質」から生まれた放射性物質を含んでいる。この講演では、その原点に立って「エネルギー選択」における「原子力の役割」を考えてみた。また、「エネルギー選択」においても、とかく陥り勝ちな「部分最適」を排除するための「経営工学の役割と期待」を述べた。

参加者から、「原子力」に関する質問やコメントはあったが、「経営工学への期待」へのコメントはなかった(懇親会で少しあった)。2011年最後の講演となった。講演後、経営工学部会への入会を申し込んだ。総合技術監理やPMP(プロジェクトマネジメント)との共通点がある。IntPE

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学生とシニアの対話「対話in関西2011」に参加

2011/12/10 10:30~17:00 大阪大学吹田キャンパス、テクノアライアンス棟で開催された「対話」(日本原子力学会 学生連絡会/シニアネットワーク連絡会共催)に参加した。この対話は、事前に「往復書簡」で行われた議論を、更に深耕する目的で行われた。学生16名(学部生7名、院生9名)、シニア15名、オブザーバ1名が参加した。

対話は、原子力安全班A/B、エネルギー政策班A/B、燃料サイクル班の計6班に分かれて行われた。

(エネルギー政策B班)グループ構成が少人数で学生とシニアが同数(各3名)であり、かつ「往復書簡」による事前対話がされていたという効果が、グループ対話で現れた。「往復書簡」という事前運動がなく、グループのシニアが1~2名という従来の対話では、情報交換の域を出ることが難しかったが、今回は、学生の様子を見ながらも「はじめに」を飛ばして「私見」の域までお話しした。1950年代に少なくなかった「停電」の幼児実体験を礎として、国家観の一つとしてエネルギーを論ずる等、普段意識していない発言をしたりして、自分でも驚く場面があった。自分の他にシニアが2名という安心感があったためと思われる。学生諸氏は、あの手の「私見」も含めてシニアはここまで考えているのか、と深読みしてしまうかもしれないことが気になるが、私にとっては「新発見」であり、こういう機会が与えられたことに感謝したい。ほとんど感想文には出ないが、懇親会は貴重である。私は自称「写真班」として、懇親会の模様を数多く撮影しながら、学生諸氏が誰とどんな話をされているかを観察した。一人のシニアとじっくり話す人、いろんなシニアを熱心に渡り歩く人、いろいろであったが、撮影された写真を見てハッと気づいたことがある。学生とシニアの諸氏は、「使命を達成した」と言おうか、なんとも言えないイイ顔をされている。特にシニアの顔には、「満足感」を超越して「DNAに刷り込まれた伝承を果たした」という安堵感が伺えた。学生諸氏は、あのイイ顔で4050年後には、シニアを超える成果をなさねば国家が成り立たないことを感じてくれたであろう。期待したい。IntPE

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学生とシニアの対話「対話in福井大2011」に参加

2011/11/26 12:30~17:00 日本原子力学会 学生連絡会/シニアネットワーク共催で、福井大学 総合研究棟Ⅰで開催された「対話」に参加した。この対話は、原子力と環境の共存について認識を新たにすることを目的としたものである。学生26名(学部生17名、院生9名)、シニア10名、アブザーバ2名が参加した。

基調講演は「福島震災を踏まえたエネルギー資源選択の課題」。対話テーマは「①福島第一原発事故を教訓に事後対策」、「②今後の原子力防災のあり方」、「③これからの原子力政策」、「④世界の原子力事情」「⑤原子力と地域共生」「⑥これから学生が出来ること」で、6グループに分かれて対話した。

1グループ(テーマ:これからの原子力政策)の討議は、まず放射線やエネルギーに対する基礎的な知識を確認してから、原子力政策を議論することになった。最初の放射線の人体への影響については、癌がなぜ増えたか(修復能力の低い老人が増えたから)、放射線が癌の原因か(原因である活性酸素をつくるのは、放射線より煙草やストレスなど他の要因が大きい。微量の放射線は人体に好影響)、癌はいつできるのか(毎日できるが、免疫が癌を殺す)などを、次のエネルギーについては、エネルギーの質(歴史はエネルギー密度の高い方向に移行)や、地熱の源は原始放射線物質の崩壊である等の由来を地球内と地球外(太陽の核融合)に分けて議論した。これらを踏まえて、今後の原子力エネルギーの進むべき方向(高速炉燃料サイクル→核融合)とロードマップを明確にして技術開発を行うべきとの認識に至った。それらの質疑と認識は、学生が整理し、分かり易く発表したが、最後の「自分ならこう考える!こうする」では、まず基礎的な知識を身につけたり、教育したりすることの大切さを強く認識したことがうかがえた。

最初に、かなりの時間を使って、放射線やエネルギーの基礎的な知識をみんなで議論したことが、「原子力エネルギーの確かさ」を再確認する結果となり、かえって原子力政策の理解には奏功した。放射線の専門家である清水彰直様から、要領よく分かり易く説明いただいた効果が大きかったものと思う。私自身も大変勉強になった。今回は、①放射線の基礎知識、②そもそもエネルギーとは、を認識した上で、③原子力政策の議論をしたせいか、所要時間は①>②>③となり、③の時間が少なくなった。が、①と②をしっかり行うことで、今後③を検討する上での「基礎固め」ができたものと思う。学生との対話の進め方としては、個々の学生の疑問に直接答えていくやり方の他に、今回のように「基礎固め」に重点を置いて、その場で無理に結論に導こうとせず、その後の展開はある程度学生に任せるというやり方も効果的なのかもしれないと思った。いろんなやり方を試みるという意味でも、今後もできるだけ各地の学生との対話に参加したいと思っている。IntPE

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2011年12月23日 (金)

技術士試験問題になった「イノベーションのジレンマ」

「MBAの必読文献」の一つといわれる「イノベーションのジレンマ」(クレイトン・クリステンセン著)が、H23年度「機械部門」の第二次試験必須科目(部門一般)の試験問題になった。「経営工学部門」ではない。とうとうというべきか。選択2問のうちの一つとして登場したものであるが、はたして、この問題を選択した受験者はどれだけいたであろうか。恐らくごく少ないものと思われる。

というのは、事前に本書を読んでいない受験者は、設問の引用だけで、その本当の意味を理解することは難しいと思われるからである。「持続的イノベーション」(試験では「持続的技術」)と「破壊的イノベーション」(破壊的技術)の違いと、なぜそれが「巨大企業を滅ぼす」ような「ジレンマ」なのか。その基本を理解した上で、「持続的技術」と「破壊的技術」を抽出することができなければ、まず合格点は難しかったであろう。

過去にも書いたが、大切なことは「設問者の意図」を理解することである。設問者は「機械」や「技術」の「専門分野」に閉じこもることを、今後の「技術士のあるべき姿」とは考えていないことは明白である。

過去の成功体験を十分に踏まえて、しっかりとしたマネジメントにより主要顧客のニーズを十分踏まえて(継続的)イノベーションを図った巨大企業が、それゆえに、従来の価値観に立つことができない(それを余儀なくされた)小企業の(破壊的)イノベーションに滅ぼされる「ジレンマ」。なぜ、そうなるのか。それを踏まえなければ、解答にはなり得ない。

ところがである。私のごく近くに、本書を読んでいないにも係らず、この問題を選択し、筆記試験に合格した人がいた。なぜ選択したか。「試験は相対評価。他人が選択しない問題をあえて選択して、光る解答をせよ」という私の忠告に従ったとのこと。(本問の場合は、やや無謀とも思うが)どう解答したか。構造解析手法から「継続的」と「破壊的」を選んだとか。あぁ、そういう手があったか。何が「ジレンマ」かは分からなくても、そういう対象を選べば、結果として、設問者の意図に沿う解答もあり得る。

多くの人が選択するであろう問題で「ドングリの背くらべ」をするよりも、別の選択の方が確実である。IntPE

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